個人事業主やフリーランスにとって、毎年の憂鬱なイベントといえば確定申告ですよね。 「そろそろ準備しないと…でも家にパソコンがないし、わざわざ買うのも高いし、いったいどうやってやればいいの?」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

私も独立したての頃は「確定申告=パソコンに張り付いてExcelと格闘するもの」と思い込んでいました。しかし、実は今の時代、パソコンがなくてもスマートフォンひとつあれば、一番お得な「青色申告(65万円控除)」までしっかり完了できるんです。

この記事では、パソコンなしで確定申告を乗り切るための具体的な手順や、実際に私がスマホだけで申告をやってみて感じたコツをわかりやすく解説していきます。

📝 目次

1. 結論:パソコンなし(スマホのみ)で確定申告は可能です!

国税庁のシステム(e-Tax)や民間の会計アプリは年々進化しており、現在ではスマートフォンのブラウザやアプリから直接、電子申告(データ送信)ができるようになっています。

高価なパソコンを買ったり、操作に慣れない表計算ソフトの画面をにらみつけたりする必要はありません。普段使い慣れているスマホの画面をタップしていくだけで、税務署に行く手間もなく自宅から提出が可能です。

スマホでアプリを操作する様子

💡 ポイント
・スマホ申告でも「最大65万円の青色申告特別控除」が受けられます。
・税務署の開庁時間を気にせず、24時間いつでも送信可能です。
・手書きの帳簿や紙の領収書を郵送する必要もありません。

2. スマホで確定申告をするために必要な3つの必須アイテム

スマホで申告を始める前に、手元に揃えておくべきアイテムがあります。途中で「あれがない!」と慌てないように確認しておきましょう。

① マイナンバーカード(とパスワード)

e-Taxで送信するためには、あなたの身分を電子的に証明するマイナンバーカードが必須です。また、市役所で設定した**2種類のパスワード(数字4桁のものと、英数字6~16桁のもの)**を手元に用意しておいてください。

② マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ

最近のiPhone(iPhone 7以降)やAndroidスマホであれば、ほとんどが「NFC(近距離無線通信)」に対応しており、カードを背面にピタッとくかざすだけで読み取ることができます。

③ クラウド会計アプリ(スマホ対応のもの)

日々の経費入力から行うなら、スマホアプリが用意されているクラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)を使うのが圧倒的に簡単です。

デスクに置かれたスマートフォンとカード

3. 実体験!スマホで完結させる具体的な3ステップ

それでは、私が実際にパソコンなしで申告を終わらせた時の流れをご紹介します。

ステップ1:日々の領収書をスマホで撮影・入力

一番大変なのが経費の入力です。私はクラウド会計アプリをスマホに入れ、レシートをもらったらその日のうちにスマホのカメラでカシャッと撮影するようにしました。 最近のアプリはAIが優秀で、日付や金額を自動で読み取ってくれるので、手入力の負担が激減します。

ステップ2:アプリの質問に答えて申告書を作成

1年分の売上と経費の入力が終わったら、申告書の作成に進みます。 「今年引っ越しましたか?」「生命保険は払っていますか?」といった、アプリ画面に出てくる「〇×式の質問」にタップして答えていくだけで、裏側で勝手に難しい申告書の形になっていきます。

ステップ3:マイナポータルアプリと連携して送信

申告書が完成したら、最後に「マイナポータル」という国の公式アプリを立ち上げます。 画面の指示に従ってスマホの背面にマイナンバーカードを密着させ、パスワードを入力すれば税務署への送信完了です!

4. スマホ申告の注意点(デメリット)と対策

ここまで良いことばかり書いてきましたが、実体験として感じた「スマホならではのやりにくさ」もあります。

Q. スマホ画面が小さくて入力ミスをしないか不安です…

A. おっしゃる通り、パソコンに比べると画面が小さく、1年分の数字の全体像を見渡しにくいというデメリットは確実にあります。対策として、送信ボタンを押す前に必ず「申告書のPDFプレビュー」を表示し、売上や経費の桁数に間違いがないか、画面を拡大してしっかり最終確認をするようにしましょう。

スマホを真剣に見つめる様子

また、医療費控除の領収書が数百枚ある場合など、入力項目が極端に多いケースでは、やはりパソコンのキーボードがあった方が早いのは事実です。自分の事業規模に合わせて判断しましょう。

5. まとめ:スキマ時間のスマホ作業で申告を乗り切ろう

「パソコンなしで確定申告はどうやってやるんだろう?」と悩んでいた方も、少しイメージが湧いたのではないでしょうか。

むしろ、移動中の電車内や、お店の休憩時間などの**「ちょっとしたスキマ時間」にスマホを取り出して経費入力ができる**のは、忙しい個人事業主にとってパソコンにはない最大のメリットだと感じました。

  • パソコンを買う必要はなく、スマホとマイナンバーカードでOK
  • 会計アプリの「レシート撮影機能」をフル活用して入力の手間を省く
  • 最終確認だけは、画面を拡大して念入りに行う

ITツールや新しい制度に戸惑うこともあるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出せばグッと楽になります。まずは手元のスマホに会計ソフトのアプリをダウンロードするところから始めてみませんか?

スマホで使いやすい会計アプリの比較を見る