こんにちは!IT・Webセキュリティ関連の情報を発信しているライターです。 先日、仕事中に突然スマホが鳴り、画面を見ると「+1 300-〇〇〇-〇〇〇〇(アメリカ合衆国)」という見慣れない表示が。一瞬「海外にいる友人から?」と思いましたが、よく考えるとそんな予定は全くありませんでした。



あなたも同じような着信を受けて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか? 今回は、この不気味な「+1」から始まる着信の正体と、絶対にやってはいけないNG行動、そして今後の対策について徹底的に解説します。
「+1 300」などアメリカからの着信の正体とは?
電話番号の頭についている「+1」は、アメリカ合衆国やカナダに割り当てられている「国番号(カントリーコード)」です。
しかし、実際にアメリカ人があなたに用事があってかけてきている可能性はほぼゼロ。その正体の多くは、海外のサーバーを経由して自動発信システムを使っている詐欺グループからのスパム電話です。
彼らの目的は主に以下の2つです。
- ワン切りによる「折り返し通話料」の搾取(国際ワン切り詐欺)
- 自動音声(ガイダンス)を使った架空請求や個人情報の抜き取り
最近は「未納料金があります。オペレーターに繋ぐには1を押してください」といった、流暢な日本語の自動音声が流れるケースも多発しています。
絶対NG!やってはいけない2つの行動


こうした不審な着信に対して、絶対にやってはいけない行動が2つあります。
1. 着信に「折り返し」をする
最も被害が多いのがこれです。不在着信を見て「誰だろう?」と折り返してしまうと、数十秒で数百円〜数千円という非常に高額な国際通話料金が発生します。詐欺グループは、現地の通信会社と結託してこの通話料の一部をキックバックとして受け取る仕組みを作っていると言われています。
2. 音声ガイダンスに従ってボタンを押す
もし電話に出てしまい、自動音声が流れた場合、「解除するには〇番を押してください」と促されることがあります。これに従ってしまうと、「この電話番号は現在使われており、騙しやすいターゲットだ」と認識され、詐欺グループの名簿に載ってさらに迷惑電話が増える原因になります。
・見知らぬ「+番号」からの着信には絶対に出ない
・履歴に残っていても絶対に折り返さない
もし電話に出てしまった・折り返してしまったら?
「もうすでに出てしまった!」「焦って折り返してしまった…」という方もいるかもしれません。落ち着いて以下の対応を取ってください。
- 電話に出ただけ・すぐ切った場合: 個人情報を伝えていなければ、大きな実害が出る可能性は低いです。そのまま番号を着信拒否に設定しましょう。
- 折り返してしまった場合: 高額な国際通話料が発生している可能性があります。ご利用の携帯電話会社(キャリア)のマイページ等で、今月の通話料金の速報値を確認してください。
- 個人情報を教えてしまった場合: クレジットカード番号などを伝えてしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡し、利用停止の手続きを行ってください。
Q. 警察や消費者センターに相談したほうがいいですか?
A. お金を支払ってしまった、またはクレカ情報を伝えて実害が出そうな場合は、速やかに「消費者ホットライン(188)」や警察のサイバー犯罪相談窓口に相談してください。ただ電話に出ただけであれば、着信拒否だけで様子を見ても大丈夫です。
今後「+1」からの迷惑電話を防ぐための対策


仕事やプライベートで国際電話を一切使わないのであれば、以下の方法で根本的にブロックするのがおすすめです。
1. スマホのOS機能でブロックする
iPhoneやAndroidには、連絡先に登録されていない番号からの着信をミュートする機能があります。
- iPhoneの場合: 「設定」>「電話」>「不明な発信者を消音」をオンにする。
- Androidの場合: 電話アプリの「設定」>「ブロック中の番号」>「不明な発信者」をオンにする(※機種により異なります)。
2. 通信キャリアの「国際電話着信拒否」サービスを利用する
ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアでは、海外からの着信をネットワーク側で一括ブロックする無料サービスを提供し始めています(※キャリアによって申し込みが必要な場合があります)。 各キャリアのマイページやお客様サポートから「国際通話の利用停止」などを設定しましょう。
まとめ:見知らぬ国際電話は「無視」が鉄則
突然の「+1」からの着信は驚きますが、冷静に対処すれば何も怖いことはありません。
- 「+1」などの国番号からの見知らぬ着信は国際電話詐欺の可能性大
- どんなに気になっても「絶対に出ない・折り返さない」
- 被害を防ぐためにスマホやキャリアの着信拒否設定を活用する
もし周りのご家族や友人で「変な外国から電話が来た」と不安がっている人がいたら、ぜひこの記事の内容を教えてあげてくださいね。自衛を徹底して、安全なスマホライフを送りましょう!
